ストレッチの効果
①血流を改善する
ストレッチには、血流を改善する効果もあります。 血液は、心臓のポンプ機能により全身を巡っていますが、それを戻すのは筋肉の役割です。
足元まで流れた血液は、老廃物を回収して静脈を通り心臓に戻ってきますが、そのとき、 特にふくらはぎの筋肉が強いポンプ機能を発揮して、液を上に押し上げるのです。そのため、ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれています。 そのふくらはぎが長時間の座り姿勢で動かされないと、静脈の血流が悪くなる原因になってしまいます。
このように、筋肉は体を支えるだけではなく、血液の循環にも重要な影響を与えているのです。
心身ともにリラックスさせてくれる
一方、ストレッチにはリラックス効果もあります。 ストレッチをするとなんとなくすっきりする、リラックスすると感じることでしょう。私たちは日常生活のなかで、非常に強いストレスを受けており、常に心身が緊張している状態にあります。オンオフを切り替えるためにリラックスすることが重要ですが、いざリラックスしようと思っても、そう簡単には切り替えができないものです。
そこでストレッチの出番です。 緊張し、ぎゅっと縮まった体を伸ばし、ゆっくり呼吸をして胸を開いたり、体を動かしたりすれば、 心も自然とリラックスしてくることでしょう。
おすすめのストレッチを紹介
ここからは、血流の改善、リラックス効果以外の効果を持ったストレッチを紹介していきます。
①寝る前のストレッチ
このストレッチは、寝る前にたった五分、ヨガブロックの上に仰向けに寝るだけ。胸を開くことで呼吸が深まり、スマホやデスクワークによる巻き肩もリセットできます。自分で動くことなく、簡単に毎日の睡眠の質を高めることができます。
②猫背改善のストレッチ
こちらのストレッチは、4週間続けることで姿勢が改善され、仕事で最高のパフォーマンスが発揮できるストレッチです。首や肩関節をほぐすことから始まり、体幹や下半身にじっくりとアプローチします。
③肩こり改善簡単ストレッチ
スマホやパソコンを使う現代人に多い、肩こりや首こり。こちらは、自宅や学校でも簡単にできる肩こり・首こりを解消できるストレッチです。
まず、ゆっくり両手を高く上げ力を入れて3秒キープします。次に、胸を張り、ひじを背中の中央に向かって引くことを5回繰り返します。このストレッチでは、こりを感じる背面の筋肉だけではなく前面の筋肉も一緒にほぐすことができます。
自分にあったストレッチを
一口にストレッチと言っても、時間をかけて行うものから、毎日手軽に行えるものまで幅広い種類があります。どのストレッチにも共通しているのは、血流を改善する効果やリラックス 効果があるというところ。自分の目的に合ったストレッチを見つけて、無理なく取り組んでみると良いでしょう。
元記事「ストレッチの効果って?おすすめのストレッチも紹介」は2020年8月13日にBUSINESS LIFEに掲載されたものです。