最低限かかる費用は
まずは絶対必要な費用について説明します。
受験料・・・9,300円
免状申請時の収入証紙(現金書留)・・・5,300円
まず、上記の約15,000円は必ず必要です。今回はそれ以外の費用を出来るだけ抑える事を目標に解説しますが、手続き等で絶対この金額は必要なので頭に入れておいて下さい。
筆記試験にかかる費用
筆記試験では主にテキストや過去問を買って勉強すると思いますが、ネットでの情報が充実しているので、必要不可欠ではありません。
電気工事士のテキストは毎年新しいものが発売されていますが、中身はほとんど変わりません。ですから、多少古くても勉強するのは全く問題ありません。もし購入をする場合は少しでも安いものを購入しましょう。
※今回の記事の内容は少しでも費用を抑える事に注視しています。
技能試験での費用(工具)
一番、コストがかかるのがこの工具です。工具と材料を全て揃えると大体2~3万円ほどになります。下記の記事でも技能試験について触れていますのでご参考ください。
電気工事士の技能試験に特化した工具のセットですが、正直全ては必要ありません(あると便利ではありますが、最低限必要な工具を紹介します。

■ケーブルストリッパー
外装を切ったり心線を切ったりできるのはもちろん、ケーブルや銅線を切断したり使い方にコツが要りますがVVRケーブルの外装を剥くのにも重宝するため、欠かせません。
こちらはおおよそ3.000円前後で購入ができます。
●オススメ●
ホーザン(HOZAN) VVFストリッパー 電気工事士試験対応 ワイヤーストリッパー P-958
参考価格 2.930円 (Amazon)
■ペンチ
指定された(持ち手が黄色)ものを買いましょう。色違いは厳禁です。
慣れてる人は良いですが、「中」まで圧着出来るものを買いましょう。
●オススメ●
ホーザン(HOZAN)
圧着工具(リングスリーブ用) 圧着ペンチ 第二種電気工事士試験対応 適応サイズ小(1.6×2)/小/中 P-737
参考価格 4.650円(Amazon)

■合格マルチツール
あとはプラスドライバー、マイナスドライバー、ペンチ、電工ナイフ、プライヤーが必要ですが、この「合格マルチツール」は一つでマイナスドライバー、プライヤー、電工ナイフ(VVRの外装を剥く時はケーブルストリッパを使う事が前提)の代わりになるので、これ一つで事足ります。技能試験は作業スペースが狭いので、少しでも余計な荷物を減らす事も考えなくてはなりません。この「合格マルチツール」は非常に小さく、場所も取らずに値段も安いのでまさに最強アイテムです。
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ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200 第二種電気工事士技能試験用 電工試験
参考価格 596円(Amazon)
■そのほかの工具について
プラスドライバーはもし家にあるならそれでも問題ありません(精密ドライバーなど小さいものはNG)。ペンチはあると便利ですが(幅の1.2mmで配線を切る機会が多いので)ホーザンのケーブルストリッパーにもペンチ機能があるので、最悪なくても問題ありません。もし、家にペンチがあればそちらでもOKです。
ここまでで最低限必要な工具は約8,000円となりました。
技能試験での費用(材料)
多くの人は1周分練習セットを購入すると思いますが、これが一番金額がかかります。実際に練習を始めると分かりますが、ほとんどの候補問題で同じような長さの電線を使いまわすので、途中から新たに電線を切らずにそのまま使いまわして候補問題を制作することも可能です。
私の場合、電線は半分以上、器具は全て外してその都度接続、唯一捨てたのは潰したリングスリーブくらいでした。
※もし知人に電気関係の仕事をしている方がいればいらない電線や器具を譲って貰いましょう。
あとは中古店やメルカリなども利用して個別に少しでも安く手に入れるのも大事です。
合格後の手続きにかかる費用
合格通知がきたらあとは申請するだけですが、その際に収入印紙(県によっては現金書留など)の5,300円と証明写真、返信用封筒、住民票、郵送時の簡易書留の費用が掛かります。
■証明写真
今はあまり見かけないですが、店舗の入り口とかにある証明写真を撮る機械は800~1,000円近くします。私は証明写真を撮るアプリで撮ってコンビニで印刷しました。30円です。

■返信用封筒
必要な場合は切手代が84円必要です。
■住民票
市役所や区役所で入手します。マイナンバーカードがあればコンビニでも300円で入手可能です。
■郵送時の簡易書き留め
郵送の切手代以外に320円別に掛かります。可能であれば直接受付窓口に持っていくと費用が掛かりませんので参考までに(自分は直接持っていきました)。
できるだけ節約した結果…
これまでの費用を計算すると
9,300+2,930+4,650+596+16,330+5,300+30+84+300=39,520円となりました。
極限まで節約してもこの程度は費用が掛かるということです。少しでも安く手に入れる為に中古品を探す努力も大事です。試験が近くなるとチャンスを逃してしまうので、時期を見て早めに手に入れましょう(常に監視するくらいがいいかもしれません)
プロフィール
きき
過去に取得した資格の記事を中心に資格取得を目指す方に向けたブログ、「kiki blog〜資格取得応援ブログ〜」を運営中。
ボイラー技士二級、クレーン運転士、フォークリフト免許、第二種電気工事士、危険物乙3.4.5.6種、高圧ガス製造保安責任者(丙種化学特別)など、幅広く多数の資格を所持。モットーはお金を掛けずに合格すること。独学で学び取得した資格について、勉強のノウハウなどをわかりやすく解説します。
過去に取得した資格の記事を中心に資格取得を目指す方に向けたブログ、「kiki blog〜資格取得応援ブログ〜」を運営中。
https://kikiburogu.com/
ボイラー技士二級、クレーン運転士、フォークリフト免許、第二種電気工事士、危険物乙3.4.5.6種、高圧ガス製造保安責任者(丙種化学特別)など、幅広く多数の資格を所持。
モットーはお金を掛けずに合格すること。独学で学び取得した資格について、勉強のノウハウなどをわかりやすく解説します。