電気の資格のアレコレ
転電虫が教える!第二種電気工事士試験 実技対策【工具編】
技能試験は工具がないと始まりません。しっかりそろえていきましょう!
第二種電気工事士技能試験の指定工具
第二種電気工事士技能試験では、次のような指定工具があります。
ペンチ
電線の切断、ランプレセプタクルや露出形コンセントのねじ止めのための輪づくりに必要です。
サイズは自分の手に合ったものでいいと思います。電気工事士として働く場合は、大きめのペンチを買っておくと良いでしょう。
ドライバー(プラス・マイナス)
プラスドライバーは、器具のねじ止めに使用します。マイナスドライバーは、連用器具取付枠や器具から電線などを取り外す時に使います。
ドライバーは、技能試験会場の作業スペースが狭いため、長い物だと邪魔になる可能性があるので、短い物が良いでしょう。また、マイナスドライバーも長い物を選ぶと、連用器具取付枠や器具から電線を取り外す作業が、やりづらくなるので気をつけてください。
ナイフ
電線の被膜を剥くのに使用します。ナイフで電線を剥くのは、ちょっと練習しておかないといけないので、早めに練習しておくようにしましょう。 ※慣れていないと、電線に傷が入ったりします。
スケール(メジャー)
電線の長さなどを計ったりするのに使用します。試験会場では、布メジャーとコンベックスを使う方が分かれますが、個人的には布メジャーの方が良いかと。理由は、作業スペースが狭いので、コンベックスだと腕に当たったりするんですよね。 ただ、布メジャーも、折れ癖が付いているので、できるだけまっすぐ伸ばしておくと良いでしょう。
ウォーターポンププライヤー
金属管の接続の問題が出た時しか出番がない工具です…。一番出番がない工具というか、本当に必要なの?っと思ってしまう工具ですが、一応準備しましょう。 ちなみに、自分は金属管の問題が出題されなったので、試験開始とともに、ウォーターポンププライヤーは床にポイッと投げました…(-_-)/~。
リングスリーブ用圧着工具
リングスリーブの圧着時に使います。購入する時は、JISマークが付いている物で、持ち手が黄色の物を準備しましょう。 適応サイズは小(1.6×2)・小・中・大の物と小(1.6×2)・小・中の物があります。技能試験だけを考えると、サイズが小さい小(1.6×2)・小・中の物の方が良いかなっと思います。大スリーブは、試験で使う問題がなく、サイズが小さい方が作業の邪魔になりません。 ※実際に現場でも、あまり大スリーブって使わないんですよね…。
まとめ
技能試験の指定工具は、早めに揃えておいて、使い慣れることが大切です。 自分で持っている工具があればいいですが、ネットで技能試験の工具セットが販売されているので、そちらで揃える方が間違いはないと思います。
プロフィール
貴泉(きせん)
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士免許。第一種電気工事士試験は試験のみ合格。