「進路はどうやって決めたの?」「建設業界を目指すためにできることは?」中電工の現役女性社員が学生さんの質問に回答します! 中電工リコチャレレポート座談会編

「進路はどうやって決めたの?」「建設業界を目指すためにできることは?」中電工の現役女性社員が学生さんの質問に回答します! 中電工リコチャレレポート座談会編

今回、WattMagazine編集部は、中国電力グループの設備工事会社である株式会社中電工が広島県で開催した「リコチャレ」というイベントに潜入! 前編ではドローンの操縦やVRの安全体験をした学生さんたち。後編では、中電工の女性社員とオンライン座談会でお話しします。


中電工の女性社員2名と学生さんのオンライン座談会、はじまります。

オガワさん「みなさん、こんにちは!東京本部に勤める入社6年目のオガワです。私は空調管工事課に所属し、建物の空調・給排水・衛生設備工事の現場責任者を務めています。おもな業務は現場管理、図面作成、検討、打ち合わせなどです」


タケダさん「同じく入社6年目のタケダです。現在は、倉敷支社で建物の電気設備工事の現場管理を担当しています。本日は中高生のみなさんといろいろなお話ができればと思います」


生さん「本日はよろしくお願いします!」

「進路に迷っていますが、どのように決めていけばいいですか?」

学生Aさん「私は今、高校3年生で、今後の進路について迷っているところです。お二人とも、学生のころから建設業(建築系)の仕事を希望されていたのでしょうか」


オガワさん「私は、はじめから建設業の仕事一本で考えていたわけではなく、家具に興味があったので、高校は工業高校のインテリア科へ進学し、将来はインテリアコーディネーターになりたいと考えていたんです。

ところが、大学時代に受けた授業をきっかけに建設業や設備関係のお仕事に興味を持ち始めて。その授業を通して、家具や建物の内装も大事だけど、暮らしに必要不可欠なのはその周りにあるさまざまな設備だと気づいたんです。それから、設備関係に興味が向き、少しずつ建設業界について調べるようになりました」


タケダさん「私も最初から、『絶対にこの業界へ行きたい!』と考えていたわけではないんです。電気関係の仕事なら、将来的にも安泰かなと思ったのが今の業界へ進むきっかけだったと思います。Aさんは建設業(建築系)の学部に進むことを考えているんですか?」


学生Aさん「はい。建築系に興味があるので、大学でも学びたいと考えていますが、その先の就職先についてはまだ決めていません。数多くの会社がある中で、中電工を選ばれた理由はなんですか?」


タケダさん「私は高校時代の職業体験が決め手でしたね。高校2年生のとき、みなさんと同じように中電工が開催するイベントに参加したんです。それまでは、『電気の仕事って、なんか難しそう』というイメージを持っていたのですが、職業体験で出会った中電工の社員さんたちが、仕事をしながら技術や知識を身につけていけること、入社後でも資格が取れることなどをわかりやすく、丁寧に教えてくれたので、それなら私にもできるかもって思えたんです」


オガワさん「私は、就職先について結構迷いましたね。就職活動でさまざまな会社を見に行き、最終的に直感で面白そうだな、ここで働いてみたいなと思ったのが中電工でした。実際に入ってみると先輩たちはとても優しいし、仕事も面白いので、本当に良い縁に恵まれたと思っています」


タケダさん「現在、中電工に勤めている社員も、学生時代からしっかり進路を決めていた方ばかりではありません。ですから、Aさんが納得するまで、職業体験や学校での勉強、そして説明会に参加するなどして、じっくりと決めていくことが大事だと思います」


学生Aさん「ありがとうございました。今後も多様な企業の職業体験に参加して、自分が本当にやりたいこと、働きたいと思える場所についてしっかり考えを深めていければと思います」

「進みたい業界が決まっていますが、学生のうちにやっておくべきことは?」

学生Bさん「私は将来、建設業界(建築系)へ進みたいと考えていますが、学生時代にやっておくべきことはありますか?」


タケダさん「今のうちに資格を取っておくと就職活動でも役立ちますよ。私は高校時代に建築系で使える資格を取得しましたが、就職活動の際にアピールすることができました」


オガワさん「すでに建設業界へ進むことを決めているなら、建設業について学べる学科へ進学し、知識を身につけておくのも良いと思います。私は建築学科出身ではありませんが、資格を取る際も、建築系の学科卒じゃないと取れない資格があったりして、少し苦労をしました」


学生Bさん「学生のうちから資格についても考えた方がいいんですね。ちなみに、取っておくと有利な資格があれば教えていただきたいです」


タケダさん「学生でも取得できる資格として、電気工事士がいいと思います。建設業の資格は、学科以外にも実務経験が3年以上などの条件がついているものも多く、資格を取りたくても学生時代には取れないものも多いんです。電気工事士は学生時代に勉強して資格を取っておくことができる唯一の資格。就職活動中でも、実際のお仕事でも、非常に役立ちますから、取っておいて損はないんじゃないかな」


学生Bさん「資格の勉強ってすごく難しそうなイメージがあるのですが…勉強のコツってなんでしょう」


タケダさん「私も勉強は得意な方ではなかったので、必死になって勉強をしました。コツとしてお伝えできるのは、『とにかく過去問を解き続けること』でしょうか。私は過去問10年分を5周ぐらい反復して、解き方を全て覚えるくらいの気持ちで取り組みました」


オガワさん「私もタケダさんと同じで、ひたすら過去問を解きました。過去問をしっかりマスターできれば、電気の知識も理解も深まりますよ」


タケダさん「勉強は努力次第でなんとかなるものです。ですから、まずは自分の進みたい分野でどのような資格があるのか、どんな学科ならその資格が取りやすいのかについて調べるのが良いと思います」


学生Bさん「ありがとうございます。まずは進みたい分野でどのような資格が必要で、どのように活躍できるのか、調べてみます!」

「自分が携わった現場の建物を目の前にする瞬間は、何よりも喜びが大きい」

学生Cさん「仕事をする中で、どんなときにやりがいや楽しさを感じますか?」


オガワさん「自分自身が関わった現場で建物が完成した時の喜びはひとしおですね。とくに現場責任者になってからそれを強く感じます。入社から4年目のときに初めて責任者として一人で現場を持たせてもらったんですが、周りにサポートをしてもらいつつも、無事、完成させることができたときは、今までに経験したことがないぐらい、非常に大きな達成感を得ることができました。

責任者になると求められることも多くなりますし、高度な知識や技術が必要になります。ただ、その分作り上げたときの喜び、やりがいは誰よりも感じられる。それはこの仕事の一番の魅力ですね」


タケダさん「私も4年目ぐらいから、自分の成長を感じられるようになりました。3年目までは下積み期間として、職人さんに現場のことを聞かれてもうまく回答できないことがパラパラとあったのですが、経験を積み上げていく中で徐々に全体が見えるようになって、知識や引き出しが増えていきました。

あと、この仕事を通してコミュニケーション能力も磨かれた気がします。初対面の人や年上の職人さんと直接話をしながら進めていかなくてはならないので、人前で話したり人間関係を円滑にしたりする能力が自然と身に付いていくんです」


学生Cさん「お話を聞いて、現場の責任者になること、初対面の人とコミュニケーションを取ることなど、大変なことが多いと感じました。私は人前で喋ることが得意な方ではないので、ちょっと不安です」


オガワさん「大変なことは多いかもしれませんが、上司や先輩が優しく、親身になってサポートしてくれるので心配することはありませんよ。頼れる先輩や仲間がたくさんいますし、仕事には自然と慣れていくので、今から不安に思う必要はないんじゃないかな。それに、経験を積んでいけば希望する現場や仕事を任せてもらえるので、すっごく楽しいですよ!」


タケダさん「そうそう。実は、私も学生時代は人と話すことに苦手意識を持っていたんですが、現場での仕事を通して自然と話せるようになりましたし。最近では、休憩時間に仲のいい同僚や職人さんと趣味の話で盛り上がっています。そういうアットホームな雰囲気も魅力です。苦労も多いけど、それを乗り越えた時の達成感がとにかく大きな仕事だと思います」

「これからは女性が活躍できる業界に」

タケダさん「最後に私たちから学生さんたちへメッセージを送ります。 建設業の現場はたしかに体力勝負なところもありますが、その分やりがいや達成感がとにかく大きい。形として残るので、建物の前を通るたびに誇らしい気持ちになれるといいますか。みなさんにもぜひ、体験していただきたいです」


オガワさん「建設業界で活躍している女性技術者は、まだそんなに多くありません。しかし、この仕事は性別も年齢も関係なく、誰もが活躍できる環境があるんです。ですから、私たち先輩社員が率先して女性が働きやすい環境を整えて、より多くの女性に不安や迷いなくこの業界に来てもらえるようにと動いています。今日お話ししていただいた不安も全て解決しますから、興味がある方は、ぜひ建設業の仕事を目指して頑張っていただきたいと思います」

学生さんたちのリコチャレ体験レポート「ドローンの操縦、VRでの安全体験…最新テクノロジーで進化する設備工事業界を10代が体験!中電工のリコチャレ潜入レポート」もぜひご覧ください!

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