電気業界の仕事とは?
ジョインターの仕事とは?地中送電ケーブルをつなぐ技術者を徹底解説
ジョインターとは、特別高圧・高圧の電力ケーブルをつなぐ専門技術者であり、日本の電力インフラを支える重要な存在です。
発電所で作られた電気を安全に届けるためには、電力ケーブルを正確につなぐ高度な技術が欠かせません。その中核を担っているのがジョインターです。
特に近年は、データセンターの増加や電力需要の拡大により、特別高圧ケーブルを扱う技術者の重要性がますます高まっています。一方で、専門性の高さから担い手は不足しており、ジョインターは「需要が伸び続ける一方で人材が限られている」希少な技術職でもあります。
今回の記事では、ジョインターの仕事内容やラインマンとの違い、年収・待遇、そして今後の将来性について、電力インフラの視点から分かりやすく解説していきます。
目次
ジョインターとは?電力インフラを支える「つなぐ」スペシャリスト


引用元:https://www.chuden.co.jp/energy/ene_about/electric/kids_denki/okuru/chichu/
ジョインターとは高圧・特別高圧の電力ケーブルを、安全・確実につなぐ専門技術者です。
一度に運べるケーブルの長さには限界があるため、地中送電線の敷設現場では多くの電力ケーブルを正確につなぐ作業が必要になります。
ジョインターとは、この「つなぐ」作業がメインで、電力ケーブルの切断や端末処理、絶縁材の成形など、接続部を仕上げるため精密な作業を丁寧に行う技術者です。
発電所や変電所、地下トンネル、マンホールなど、普段は人の目に触れない場所で、ジョインターは電力ケーブルの中間や端部を丁寧に加工し、電気が滞りなく流れる状態へと仕上げます。 この作業は、街の明かりや企業の設備、そして人々の生活を支える“電気の通り道”をつくる仕事です。もし接続が不完全であれば、停電や設備事故につながる可能性もあります。 だからこそ、ジョインターの技術は社会にとって欠かせない存在であり、自分の手で街の安心を守っているという実感が得られる、非常にやりがいの大きい仕事です。
ケーブル内部の構造を理解し、湿気や外部損傷を防ぐ施工が求められるため、高度な技能が欠かせません。

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同じ「電力を届ける」ラインマンとの違いは?
ジョインターとラインマンの違い
| ジョインター | 地中送電ケーブルの精密な接続を担当 |
| ラインマン | 架空送電鉄塔の建設、電線の布設、保守など高所作業がメイン |
ジョインターは地中送電ケーブルを専門に扱い、電力ケーブルの接続工事を通じて電気を安全かつ安定して流れる経路を確保する役割を担います。
一方でラインマンは、鉄塔の建設・電線の布設や送電線の保守・点検、復旧作業を主に担当する技術者です。
ジョインターは電力ケーブルの内部構造を理解し、精密な接続作業を行う点が特徴であり、ラインマンは高所での架空送電線の作業や保守が中心となります。
どちらも電力を届けるための重要な仕事ですが、担当する設備や求められる技能が異なるのがポイントです。


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【徹底解剖】ジョインターの緻密な作業内容
ジョインターは、地中にあるケーブルを「つなぐ」のが主な仕事です。作業手順としては、主に次の工程で進めていきます。
作業準備
- ✅️ マンホールの開放
- ✅️ 安全設備の設置(道路上占用帯等の設置)
- ✅️ 仮設照明・足場づくり
ケーブルの整形
- ✅️ 曲がったケーブルをまっすぐに加工
- ✅️ 規定寸法どおりに下準備
接続作業
- ✅️ ケーブル内部を精密に処理
- ✅️ ゴミ・湿気を防ぐためクリーン環境で作業
- ✅️ 専用工具で接続・固定
仕上げ・確認
- ✅️ 絶縁状態の確認
- ✅️ 完成検査
ジョインターの給料・待遇は?必要な資格とキャリアパス
こちらではジョインターの給料や、どんな資格があると仕事に就けるのかについて解説していきます。
年収・休日などの待遇面
ジョインターの給料については、一般的な求人情報では月給20万円台の表記が見られることがありますが、これはあくまで入口段階の水準です。
実際にはジョインターの多くが、以下のような上場している大手企業で活躍しています。
- 大手ケーブルメーカー
- ケーブルメーカー系列等の設備工事会社
- 電力会社系列の設備工事会社
これらの企業では、ジョインターは電力インフラを支える専門職として位置づけられており、経験や技術レベルに応じて収入は大きく上昇していきます。特に、特別高圧ケーブルを扱えるジョインターは数が限られており、「希少性の高い技術者」として市場価値が上がりやすいのが特徴です。
現場経験を積むことで、同世代平均を上回る収入水準に到達するケースも少なくありません。給料は経験等によって昇給する可能性があり、労働日数や年間休日数といった待遇面は良好と言えそうです。
出典:ハローワークインターネットサービス|厚生労働省
また、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」を見ると、電気工事士の年収は547.6万円(令和6年度)と記載されています。あくまで電気工事士全体の年収なので、頑張り次第では平均年収よりも稼げるかもしれません。
出典:電気工事士 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
ジョインターになるには特定の資格は存在しない
ジョインターになるために、特定の資格や免許は必須ではありません。入社後に必要な技術や知識を学ぶ環境が整っているため、異業種からの転職も可能です。また、作業の安全性を確保するために安全対策に関する訓練や教育を受ける必要があります。
ジョインターとして経験を積むことで、さらに専門的な資格を取得し、キャリアアップを目指すこともできます。
まとめ|ジョインターとは電力を「つなぐ」技術者
ジョインターは、地中送電線のケーブルを確実につなぐ高度な技術で電力インフラを支える重要な存在です。
精密な作業を積み重ねることで電気を安全に届ける仕組みを守り、安定した需要の中で専門性を磨ける魅力ある仕事と言えます。
地中送電設備は今後も維持・更新が必要になるため、ジョインターの技術は社会的需要が高い専門技能として期待されています。経験を重ねるほど技術が評価され、年収面でも成長が期待できる職種として注目されています。





