電気に関する仕事をまるっと理解する!おすすめ書籍「電気のおしごと」

「電気をつくる」「電気を届ける」「電気を守る」電気のお仕事と一口に言っても、非常に幅広いお仕事があります。それらを網羅的に理解するためにまとめた書籍が電気新聞から発刊された「電気のおしごと」です。
この一冊さえあれば、電気のお仕事から電気業界の最新動向まで丸ごと理解できる!「電気のおしごと」
本書は、電気関係の業界に入ったばかりの若手職員や新人職員、就職活動を控えた学生さんを想定し、電気業界に関するお仕事について網羅的に解説する一冊です。
電気新聞は2009年12月に「電力会社のおしごと」という書籍を出版しましたが、2011年に東日本大震災が発生して福島原子力事故が発生したり、2016年には電力小売の全面自由化が始まったりするなど、電気業界を取り巻く環境がこの16年で大きく様変わりしたことで大幅な見直しを行い、2025年9月、新たに「電気のおしごと」を発刊しました。
本書には、電気のお仕事から今日の課題、最新動向までがわかりやすくまとめられており、これから電気業界について学ぶ方も全体像を把握することができます。

「電気のおしごと」は次の六章で構成されています。
火力、水力、原子力、再生可能エネルギーなどの発電事業について詳しく解説。
第二章「電気を送る・届けるしごと」
送変電、配電、系統運用、電子通信、託送など、送配電事業について詳しく解説。
第三章「電気を売るしごと」
小売電気事業から小売市場の動向までを解説。
第四章「地域や社会とつながるしごと」
電力会社にとって重要なステークホルダーである地域や社会とのコミュニケーションや良好な関係の構築に関わるお仕事をご紹介。
第五章「変革を生み出すしごと」
電気関係業界の未来を変えるかもしれない先進的なお仕事、挑戦するお仕事をご紹介。
第六章「電気設備をつくる・安全を守るしごと」
現代社会に欠かせない、便利で安全な電気を支える電気工事と保安のお仕事をご紹介。
写真やイラスト、図も豊富で、電気や電気業界について知識がなくもサクサクと読み進められ、コラムページでは国内外の最新情報や電気業界の就職支援ウェブサイト「Watt Magazine(ワットマガジン)」も紹介されています!
私たちの生活に必要不可欠な電気。そこには、電気を家庭や施設に届けるため、365日、安全に維持し続けている人たちがいます。本書をきっかけに、電気のお仕事について少しでも興味を持っていただければ幸いです。
書籍の概要

電気主任技術者の魅力とは?電気主任技術者の仕事内容や、やりがいなど徹底解説!
この記事では、電気主任技術者の役割や資格の種類、仕事内容の魅力について詳しく解説します。また、資格取得の流れや電気主任技術者に向いている人の特徴も紹介しま…

電気を届ける仕事・ラインマン(送電線作業員)とは?仕事の魅力や給料などを解説
ラインマン(送電線作業員)は、電力を安定して届けるために欠かせない、社会インフラの守り手です。
ラインマンは、送電線の鉄塔や電線への乗り出し…

「電気工事士はやめとけ」と言われる理由|「電気工事士が向いている人」を解説
電気工事士は、電気設備の工事や取り扱いを行う、国家資格を持った専門技術者です。
電気工事の仕事は今後も無くなることはなく、売り手市場であるた…