寝転がるだけで快眠!「動かないストレッチ」で睡眠の質を高める姿勢をつくる

寝転がるだけで快眠!「動かないストレッチ」で睡眠の質を高める姿勢をつくる

仕事も遊びも体力が必須!睡眠の質を高めてパフォーマンスを向上させよう。


現代人の最大の敵、睡眠不足。注意力の欠如や情緒の不安定、慢性的疲労感など睡眠不足による悪影響は決して軽視できるものではありません。

しかし、「決めた時間に寝たくても寝つけない」という人は多く、決めた時間にすっと眠りに落ち、かつその眠りの質を高めるのには何が必要なのでしょうか。

それはずばり、「安心して眠る」こと。

疲労回復専用ジム・ZERO GYMによると、睡眠のための安心感をつくる姿勢とは「仰向け」だと言います。

本記事では、数々のエグゼクティブのコンディショニングをサポートするZERO GYMの監修書『エグゼクティブ・コンディショニング』から、睡眠の質を高める「正しい仰向け」を可能にするストレッチをご紹介します!

睡眠に最適な姿勢をつくるストレッチ『胸開き』

眠りの質を高める姿勢は「仰向け」です。しかし、現代のライフスタイルでは誰もが猫背になりがちで、たとえ仰向けでも胸が閉じたままだったり、背骨が正しいポジションにきていないことがあります。

睡眠時間は、人にもよりますが平均すると6~8時間。その時間の姿勢が、あなたの体調をコントロールしているとしたら…… ?寝るときの姿勢がどれだけ重要かわかるでしょう。

そこで、一発で胸を開き、かつ自重を利用して効果を最大化させた最高のポーズをご紹介します。
しっかりと肩から胸周りを開き、体をニュートラルポジションに戻すことで、その後の睡眠の姿勢も安定し、眠りの質を上げてくれるのです。

こちらのポーズのメリットは次の通り。

◉寝ているだけでOK!
◉胸を開くことができる
◉呼吸が深まる
◉自重を使ってリラックス効果が得られる
◉自分で動かずにストレッチ効果を得られる
◉パソコンやスマートフォンによる巻き肩もリセットできる

寝転がるだけで快眠!『胸開き』のやり方

①ヨガブロックを用意し、Tの字に並べます。持っていない方は、枕やクッション、ブランケットを丸めたものなどで代用してもOK。上半身の重さを支えるので、ある程度の高さと強度のあるものがおすすめ。

②Tの字の「―」の部分に頭を乗せ、「|」の部分に背中(肩甲骨の間)を乗せます。そこで気持ちよく10回呼吸しましょう。

【ポイント】
呼吸している間は、手のひらを天井方向に向け、手の甲を床へとおろします。そうすることで、腕の重さを使って肩の前の詰まりもとることができ、肩関節のリセットにもなります。


たったこれだけで、丸まった猫背をブロックが自然と押し上げてくれるのです。胸が解放され、肩の詰まりもとれて、自然と呼吸も深くなる。しかも自重をかけるので体の重さも感じられて、リラックス度アップ!

ストレッチ効果があるのに、動く必要はなく、勝手に体が伸びていくのを感じるだけです。これで一回胸を大きく開いておくと、ベッドに入ったときに仰向けになっても違和感を感じなくなり、ニュートラルなポジションで眠りにつくことができます。


枕があればできる簡易版ストレッチ
もしこれが難しい場合は、ベッドに入ってから、次の姿勢で寝るようにしてみてください。枕さえあれば簡単にできますよ!

まず、枕を縦に置きます。そして肩甲骨から上を乗せて寝てください。

通常、枕には頭だけを乗せるので、どうしても首が前傾した姿勢で寝てしまい、肩の内巻きが促進され、呼吸も浅くなります。しかし、枕に肩甲骨から乗せることで、胸が枕の高さだけ押し上げられ、自然と胸が開き、呼吸も楽になります。枕はブロックよりも柔らかく、高さも低いので、そのまま眠っても問題ありません。

簡単、効率的、効果は最大!眠りの準備に最適ですので、ぜひ実践してみてくださいね。

元記事「寝転がるだけで快眠!「動かないストレッチ」で睡眠の質を高める姿勢をつくる」は2019年7月13日にBUSINESS LIFEに掲載されたものです。

寝転がるだけで快眠!「動かないストレッチ」で睡眠の質を高める姿勢をつくる | BUSINESS LIFE

https://business-life.jp/fitness/15168

仕事に追われる現代人の最大の敵、睡眠不足。注意力の欠如や情緒の不安定、慢性的疲労感など睡眠不足による悪影響は決して軽視できるものではない。 とはいっても、「決めた時間に寝たくても寝つけない」という人は多い。決めた時間にすっと眠りに落ち、かつその眠りの質を高めるのに必要なものは何なのか。 それはずばり、「安心して眠る」ということだ。 疲労回復専用ジム・ZERO GYMによると、睡眠のための安心感をつ

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