10年後に求められるスキルってなんだろう〜多様化する働き方を知る〜

10年後に求められるスキルってなんだろう〜多様化する働き方を知る〜

今後、AIやロボット技術、VRや5Gなどが当たり前になることで、私たちの生活は大きく変わってくることが予測されます。この激変する環境下で、この先を見据えたスキルや考え方を身につけておけば、10年後にも活躍できるはず。この先の環境変化や求められるスキル・考え方を理解し、経験や学習を通して必要なスキルを身につけませんか。


新興テクノロジーによって働く環境が激変する

今後は、AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の進化・導入により、私たちの労働環境が大きく変化していきます。近年、ロボット技術の発達により、様々な業界であらゆるテクノロジーが活用されています。今までは、単純労働のようなものがほとんどでしたが、人工知能やセンサーなどの発達で、より高度な分野での労働が可能になりつつあります。そのため、単純作業、ルーチンワークと呼ばれるものはますますロボットに置き換わっていくことが予想されます。新たにロボットが普及することでロボットコンサルタント・アドバイザー(このお仕事の場合、どのようなロボットを使えばいいのかアドバイスする人)や、データアナリストなど、その進化したロボットの効果的な活用方法などを教える仕事が誕生。

その反面で、ロボットでは置き換えることのできないもの、医者・看護師、教員・保育士、芸術家、カウンセラーなどの仕事は今後も活躍が期待されています。

都心でも地方でも同じように働ける

社や、自分の出世のためだけに仕事をする!という時代は過去のものになりつつあります。これからやってくるのは、ワークライフバランスを重視したり、仕事環境を優先したり、自分自身で働き方を選ぶ時代です。

仕事とプライベートを両立する、地域に密着した働き方などを希望する人は増えてくることでしょう。また、コロナを機に一気に普及したリモートワークですが、この働き方を主体とする企業も増加傾向にあります。さらに、社会問題解決や、地域課題の解決に向けた取り組みを中心に行うNPO法人なども増えており、働き方も生き方も、一人ひとりが自分らしさを描ける時代へ変わろうとしています。今から多くの体験を通して、たくさんのものを見て、聞いて、感じることを大事にしてください。

副業(複業)はもはや当たり前になる

2018年1月に、厚生労働省が発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」により、副業を容認する企業も増えてきました。2020年には、ソフトバンク・アサヒビール・みずほフィナンシャルグループなどの大手企業も続々と社員の副業を許可しています。10年先を考えると、副業が当たり前になる可能性も考えられるでしょう。本業で稼ぎつつ、副業では自分の経験や専門性、知識や得意なことを活かし、新たなコミュニティの形成、価値観の醸成ができるようになるはず。また、企業側もスポットで専門性や能力の高い人材を活用できるため、プロとして副業人材を受け入れる傾向も強くなっています。
自分がどのような専門性を身につけたいか、あなたの持っている専門知識は何か、これから追求していきたいことは何かなど、自分の強みを客観的にみて、伸ばしていきましょう。

人生100年時代に生きるチカラとは

経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力」

来るべき未来に向けて、どのようなスキルを備えておくべきでしょうか。
厚生労働省が提唱する、「人生100年時代の社会人基礎力」。これを見るとこれから社会人になる人は、3つの視点・3つの能力を身につけるための行動を求められていることがわかります。

【3つの視点】            【3つの能力】
① 何を学ぶか          ① 前に踏み出す力
② どのように学ぶか       ② チームで働く力
③ どう活躍するか        ③ 考え抜く力

まとめ

10年後に求められるスキル・考え方を知り、今から自分自身が納得できる働き方を選べるように準備をしませんか。

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