苦手教科を克服する方法は[勉強したくない理由を壊すこと]
結論から言うと、苦手教科を克服する方法は、克服できるまで長時間勉強すること、つまり、「できるなるまでやる」ということです。
それができたら苦労しないと誰でも思うでしょうが、苦手教科を長時間勉強するにはコツがあります。苦手が克服できるまで努力するためのコツは、わからない・興味がない・楽しくないという3つを解消することです。
■わからないなら、わかるところから始める
「苦手教科はわからないからやりたくない」ならば、わかるところから始めてみませんか。
中学生の範囲から理解できていないのであれば、中学生の内容からやり直してみましょう。
私は英語がとにかく苦手でした。中学、高校と、英語とどんどん距離を置いてしまって、結局、大学受験も失敗し、通った予備校の先生に言われたのが、「中学の内容も理解できてないから、中学生の内容からやり直した方がいい」というアドバイスでした。

中学内容からとにかくわかるまで取り組み、やり直した僕は半年間で偏差値を10以上アップして志望校に合格できたのでした。最初は、中学内容のやり直しをする時間なんてあるのかなと不安でしたが、中学での内容は本気を出せば2ヶ月もあれば終わります。
その時のコツが、わかる範囲からはじめたことでした。内容がわかるから自信を持ちながら勉強が続けられるのです。今でも、僕の生徒たちにはわかるところまで立ち戻って勉強をすることを薦めています。
■内容に興味がないなら、目標達成のために勉強する

勉強内容に興味がない」これは、致し方ないことかもしれません。僕自身、「全ての教科が好き!」という生徒に出会ったことはありませんから。
勉強内容に興味が持てないのであれば、ここはちょっと、割り切って勉強しましょう。たとえば、「志望校合格」という目標があるなら、合格のために必要な教科だからと割り切って勉強するイメージです。
そのためには、目標を持つことが重要です。嫌いな教科の勉強も仕方ないと思えるほどの目標があれば、苦手教科の勉強も耐えられます。苦手教科を克服するために必要なのは、その教科を好きになることではなく、その教科の勉強に耐えるための目標です。

■楽しくなくても、点数が上がると楽しくなる!
苦手教科の勉強が一番楽しくないのは、始めた時期です。というのも、勉強はやり始めさえすれば、少しずつでも成果が出るためです。
いきなり、高得点を取ることは難しいでしょうし、上がったり下がったりもしますが、やっていれば少しずつ点数は上がってきます。努力した結果、点数が上がってくるととても嬉しいことです。だからこそ、さらに頑張ろうと思えるのです。

勉強が一番辛い時期は、結果がまだ出る前の『やり始め期』です。
• 始めの辛い時期をなんとか頑張る。
• 少し結果が出て嬉しい。
• さらに頑張ろうと思える。
• さらに結果が出る。
これまで塾講師の経験の中で苦手教科を克服する方法は、この流れがほとんどです。最初に点数が上がり始めるまでが一番の頑張りどころ。そこを越えられれば流れに乗れるはずです。
苦手教科で悩んでいるのはあなただけではありません
というわけで、ここまで苦手教科の勉強法についてお話してきました。
苦手教科で悩んでいるのはあなただけではありません。みんな、苦手教科をどうやって克服するかということに悩んでいます。
苦手教科を克服する方法は苦手教科と向き合って多くの時間勉強することです。
ぜひ、今回の内容を参考にして、苦手教科の克服に少しでも取り組んでもらえればと思います。
プロフィール

しのはら塾長
兵庫いぶき塾の塾長。
これまで学習塾で15年以上、教務部長や教室長として勤務。中学・高校・大学受験について指導を続けてきた。2020年3月兵庫県西宮市で兵庫いぶき塾を開校。現在も小学生から高校生まで指導を行なっている。塾での指導に合わせて、兵庫県公立高校入試第一志望合格のための学習情報サイト"いぶきwebスクール"を運営中。
兵庫いぶき塾:https://hyogoibuki.com/
いぶきWebスクール:https://ibuki-webschool.com/
兵庫いぶき塾の塾長。
これまで学習塾で15年以上、教務部長や教室長として勤務。中学・高校・大学受験について指導を続けてきた。2020年3月兵庫県西宮市で兵庫いぶき塾を開校。現在も小学生から高校生まで指導を行なっている。塾での指導に合わせて、兵庫県公立高校入試第一志望合格のための学習情報サイト""いぶきwebスクール""を運営中。
兵庫いぶき塾:https://hyogoibuki.com/
いぶきWebスクール:https://ibuki-webschool.com/