電気工事士を取得すれば、DIYも楽しくなる!

電気工事士を取得すれば、DIYも楽しくなる!

電気工事士の資格は、電気工事の仕事をしている人にしか関係ない資格だと思っていませんか? 最近、メディアではDIYやリノベーションが特集を組まれるほど人気がありますが、このDIYやリノベーションで電気工事の資格を活かすことができるのです。今回は、電気工事士の資格を取得することでどんなメリットがあるのか解説します。


電気工事士とは

電気工事士は経済産業省指定の国家資格です。電気工事士資格は、第一種電気工事士と第二種に分けられ、電気設備の的確な工事と安全保守のために電気工事を行うときに必要と定められています。

電気工事士の資格があると安全安心にDIYできる〜電気工事士資格があるメリット〜

DIYで電気製品を扱う場合は、電気工事士の資格が必要です。最近では、中古の住宅を購入し、自分の手で大がかりなリノベーションをするなどして注目されています。DIYをする際に、電気工事の資格があれば、照明器具やコンセントなどの工事をすることができます。

DIYで費用を削減できる

DIYで電気工事が必要になった場合、電気工事士の資格がなければ業者に依頼しなくてはなりません。照明器具やコンセントの交換・移設をする場合は、危険が伴うため、作業ができませんが、業者に頼むと工事費が必要になってきます。

規模の小さい場合は、少額で済みますがリノベーションや大規模のDIYを考えていれば工事費も高額です。電気工事を業者に頼む際に、大きな割合を占めるのが人件費ですので、自分自身が電気工事士の資格を取得することで、人件費を抑えることができ、尚且つ、さまざまな工事も自分で対応できるのです。

DIYの幅が広がる

リノベーションやDIYでできる電気工事例をいくつか紹介します。

● 破損や汚れたコンセントやスイッチを新品に交換することができる。
● 部屋のコンセントやスイッチの移設や増設をすることができる。
● エアコンやコンロをIHクッキングヒーターに変える際に、100Vから200V用のコンセントに変更することができる。
● 照明器具を自身の好きなものへ交換ができる。
● 家電が故障した際に、修理することができる。
● 電気の使い過ぎによるブレーカーが落ちる原因への対策ができる

自分の手で作業することでコストも抑えられますし、自分好みに作ることができるのです。

DIYを自分の思い通りにすることができる

電気工事士の資格を取得すれば、自分で計画を立てて、好きなものを作ることができます。
低コストや思い通りの電気工事ができるようになる、電気工事士資格はとても魅力的なのです。作る楽しみが増えるのも、この資格を取得するメリットと言えるでしょう。

プロフィール

hayahan

高校卒業後、電気工事士の資格を取得し5年間の実務経験をつんでいる。
そこから弱電関係、主に消防設備、放送設備、通信設備、防犯カメラ設備などに10年以上携わる。ライター歴は1年3ヶ月、年間100記事以上を勢力的に活動中。

この記事のWriter

WattMagazine編集部 編集長

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