
第二種電気工事士試験 技能試験にあると便利な工具&アイテム
私が実際に使った物や、職場の先輩方から聞いた、技能試験で便利な工具&アイテムは次の5点です。
・ ストリッパー
・ 四色ボールペン(黒・赤・青・緑)
・ 工具入れ
・ マスキングテープ
・ 絆創膏
以下より、詳しく解説します。
■ストリッパー

まずは、ストリッパーです。技能試験で、ほぼ受験者全員がこのストリッパーを使って、電線の皮むきをしているのでないでしょうか(VVRは電工ナイフを使いますが)。それほど、このストリッパーは、技能試験において、必須の工具ではないかと思います。
ストリッパーには、二つのタイプがありますが、自分はどちらのタイプも使っていました。ストリッパーを作業に応じて使い分けると、作業スピードがかなり早くなります。
二つのタイプのストリッパーを使ってみた経験から、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
■四色ボールペン(黒・赤・青・緑)
ストリッパー(手動型)のメリット&デメリット
メリット
・ 技能試験のすべての電線の皮むきに使えます。
・ 電線のカットもできます。
・ ランプレセプタクルなどに必要な、電線の輪づくりができます。
デメリット
・ 練習と本番の電線の皮むきで、長い時間使うと指が痛くなります。
・ 自動型のストリッパーに比べると、電線の皮むきに少し時間がかかります。
ストリッパー(自動型)のメリット&デメリット
メリット
・ 手動型に比べて、電線の皮むきが早い。
デメリット
・ 手動型よりも値段が高い。
・ 引掛シーリングなどの短い電線の皮むきがやりづらい。
・ 手動型よりも大きいため、場所を取ってしまう。
など。
どちらもあればいいのですが、1つしか準備できないという場合は、手動型のストリッパーがあれば十分だと思います。

四色ボールペンは、複線図を書く時に使います。自分は色分けを決めておいて、練習の時から、四色ボールペンを使っていました。
・ 黒い電線 → 黒
・ 白い電線 → 青
・ 赤い電線 → 赤
・ 緑の電線 → 緑
このように、色分けを決めて複線図を書くと良いと思います。シャーペンや鉛筆だけで複線図を書くのも良いと思いますが、本番は焦ってしまったりして、電線の色を間違えて結線したりしてしまうといけないので、視覚的にも見やすい四色ボールペンをおすすめします。四色ボールペンは、100円ショップのもので十分です。
■工具入れ
他の記事でも書いていますが、技能試験の作業スペースは、かなり狭く、机の上に工具を並べることができないことが予想されます。そこで、おすすめしたいのが、

このように工具を立てて入れられる工具入れです。
このようにすれば、足元に工具を置いておいて、上から工具も取りやすくなります。ただし、ストリッパー(自動型)を入れてしまうと、かなりゴチャゴチャしてしまうので注意しないといけません。
■マスキングテープ

布メジャーを机に固定したり、ゴミ袋を机の横に張り付けたりすることができます。
(ゴミ袋は、技能試験の材料と一緒に配布されます。)
あと、会社の同僚は、試験中に指を切ってしまった時に、マスキングテープで止血したらしいです。
■絆創膏
本番の試験中は、焦ってしまったりして、いつの間にか指を切ってしまったりすることがあります。
上で書いたように、マスキングテープで止血するのもありだと思いますが、絆創膏をポケットに入れておくのが一番です。
※絆創膏がない時や出血がひどい場合は、試験官に申し出れば、応急処置をしてくれます。
プロフィール

貴泉(きせん)
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士免許。第一種電気工事士試験は試験のみ合格。
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。https://tendenmushi.com/category/manga/
取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士免許。第一種電気工事士試験は試験のみ合格。