電気の資格のアレコレ
転電虫が教える!第二種電気工事士試験の実技対策【コツ&時短テク 作業編②】
いよいよ始まった作業編。この記事は①の続きを解説します!
作業4 器具に電線を取り付けます。
器具と器具に電線を取り付けるための工具を準備します。 ・ドライバー ・ペンチ ・ケーブルストリッパーなど ※マイナスドライバーは器具の取り付けを間違えた時のために準備しましょう。
「作業3」で長めに電線が出るように被覆を剥いておいて、ペンチで上の画像のように電線を切ります。
ペンチを使えば長さを測らずに、ブレーカー、端子台、引掛シーリング、スイッチ、コンセント、差込形コネクタへの電線の取り付けが早くできます。
ランプレセプタクルへ取り付ける電線の輪作り
ランプレセプタクルはケーブルストリッパー(手動式)を使うと便利ですよ。
まず、電線を直角に曲げます。
そのまま電線の先端を挟んで、クルッと曲げれば輪作りができます。
電線の接地側・非接地側、時計回り方向に取り付けるなど、欠陥に注意しましょう。
埋込連用取付枠はマイナスドライバーで固定しますが、強く締め付けると壊れる可能性があるので気を付けましょう。(間違って器具を取り付けて取り外す時も気を付けましょう)
渡り線も忘れないようにしっかり接続しましょう。
渡り線も忘れないようにしっかり接続しましょう。
器具を取り付けたら、ジョイントボックスに電線を通して組み立てましょう。
作業5 電線の結線をします。
結線作業をする工具を準備します。 ・ストリッパー ・ペンチ ・圧着ペンチ ・リングスリーブと差込形コネクタ
差込形コネクタを使うところは、ペンチで電線を切れば、
長さを測らずに差込形コネクタを取り付けることができます。
長さを測らずに差込形コネクタを取り付けることができます。
リングスリーブの「〇」「小」「中」は、 VVF1.6mm → 1点 VVF2.0mm → 2点 このようにVVF1.6mmを「1点」、VVF2.0mm「2点」と変換して、 VVF1.6mmを2本で圧着するときは、 「1点」+「1点」=「2点」 → 圧着ペンチのマーク「〇」となります。 「2点」 → 圧着ペンチのマーク「〇」 「3~4点」 → 圧着ペンチのマーク「小」 「5点以上」 → 圧着ペンチのマーク「中」 このように覚えて欠陥がないようにしましょう。
これで完成です。早く完成すれば見直しをしっかりできますよ。
プロフィール
貴泉(きせん)
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士、第一種電気工事士、第一種衛生管理者です。