変身ベルト

あとがき
ある保育園で、電灯のLED器具への交換ご依頼があり、現場に到着。器具や電線などの材料を運び終えて、腰道具を準備していると、
ちびっ子① 「あ、あの人。変身ベルトしてる!」
ちびっ子② 「ホントだ、変身ベルトだ!」
と、保育園のちびっ子たち(男の子)は大盛り上がり。電灯の交換作業に来たけど、ちびっ子たちはヒーローショーをやってくれると思い込み、腰道具を変身ベルトとずっと勘違い…。
「ねぇ、ねぇ、〇〇ライダーに変身できる?」
「どんな怪人と戦うの?」
「〇〇キックができるの?」
と、ちびっ子たちがどんどん集まり、超質問攻め。そして、○〇ライダーに変身するのを、今か今かとワクワクしながら待っているちびっ子たち。当然、腰道具に変身機能はありません…。期待の純粋な眼差しが、めちゃくちゃ突き刺さります…。
一緒に来ていた、師匠やベテラン職人ロックさんは、その光景を見て大爆笑!!
「いや、見てないで、助けてよ…」と、思っていたら、保育園の先生が来てくださり、「ほらほら、危ないからこっちですよ~」とちびっ子たちを遠ざけてくださいました。まさか、腰道具を変身ベルトと勘違いするとは…。子どもって、すごい発想をしてきますよね。
プロフィール

貴泉(きせん)
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士、第一種電気工事士、第一種衛生管理者です。
WattMagazine編集部 編集長