電気工事士マンガ「転電虫」 第三十六回「グッジョブ!!」

更新日:2024.01.16投稿日:2024.01.16

そのポーズって「いいね!」じゃないの…?

グッジョブ!

あとがき

電気屋の仕事もいろいろありますが、RC(鉄筋コンクリート)造りの時の仕事に合番(相番)というものがあります。自分たち電気工事士が画像の白いパイプ(この時はPF管を使用しました)を配管し、その他にも水道・ガス等の設備屋さんも配管などをします。 コンクリート打設の時は、電気屋・設備屋さん、型枠大工さんなどが、コンクリート打設の際に、自分たちの配管や型枠に異常がないかを確認するために、合番にやって来ます。コンクリート打設は時間との勝負なので、配管などを気にしながら作業はできません。 うっかり足に配管などを引っ掛けてしまった時に、合番に来ている職人さんがそれを直す作業に当たります。と言っても、あんまり配管に何かあることはないので、いつも電気・設備はコンクリート打設のお手伝いをするというワケです。そのお手伝いの一つが、バイブのケーブル持ちです。 RC(鉄筋コンクリート)造りの現場は鉄筋が結構飛び出しています。この鉄筋につまづいたり、作業着や腰道具などを引っ掛けてしまうこともしばしば…。コンクリート打設の際は、この鉄筋にバイブのケーブルがよく引っ掛かってしまうので、自分たちがケーブルが鉄筋に引っ掛からないようにしています。初めてコンクリート打設の合番に行った時に、このケーブル持ちをしたのですが、バイブをかけていた鳶さんがこちらに何かの合図を…。 親指をクイッ、クイッとしているので、てっきり自分のケーブル持ちが良かったのだ思っていたら、 「バイブのスイッチを切れ」という合図でした…。 初の合番は、メチャクチャ恥ずかしい思いをした記憶が残ってしまいました…。

プロフィール

貴泉(きせん)

40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士、第一種電気工事士、第一種衛生管理者です

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