電験二種が「人生変わる」「勝ち組」と言われる理由、仕事内容や勉強時間を解説

更新日:2026.04.07投稿日:2026.04.07

電験二種が「人生変わる」「勝ち組」と言われる理由、仕事内容や勉強時間を解説

「電験二種(第二種電気主任技術者)を取得すれば、人生が変わる」と言われる理由は、単に難関資格に合格できる達成感だけではありません。電気を扱う専門職としての信頼性が一気に高まり、主任技術者として活躍できる現場の幅が広がります。

資格取得までに必要な勉強時間は長いため、技術と経験を積み上げた証明として企業からの紹介やオファーが増える点も大きな魅力です。

そのことにより、未経験からでも就職・転職市場で、高い評価を得られるようになります。努力が確かな価値に変わる資格なのが、「人生が変わる」と言われる大きな理由のひとつです。

今回の記事では、電験二種で「人生が変わる」をテーマに、仕事内容をはじめ、三種と比較してどれくらい年収が変わるのか、などについて解説していきます。

電験二種とは?

監督可能な電気工作物電気工作物の具体例
第二種電気主任技術者電圧17万V未満特別高圧で受電する自家用電気工作物
・大規模な工場・商業施設
・太陽電池発電所(2千kW以上)
 6万6千V又は7万7千Vで系統連系する場合が多い

電験二種(第二種電気主任技術者)は、高電圧設備を扱う現場で、責任者として設備の保安を担う国家資格です。電験三種よりも、監督できる電気工作物の範囲が大きく広がる点が特徴です。

電気工作物には全ての自家用の発電設備、大規模な工場や商業施設、2千kW以上の太陽電池発電所などが含まれ、電験二種取得者はこれらの運転管理や保安監督を任されます。

電験三種では扱えない高圧領域を担当できるため、担当できる現場の規模も責任範囲も大きくなります。キャリアの選択肢が、一気に広がる資格です。

電験二種が「人生変わる」「勝ち組」と言われる理由

電験二種が「人生変わる」「勝ち組」と言われる理由

電験二種が「人生変わる」「勝ち組」と言われる理由は、未経験でも就職や転職で有利になる点や、試験の難易度が高く希少性がある点などが挙げられます。

未経験でも就職や転職で有利になる

電験二種が「人生変わる」と言われる大きな理由の一つが、未経験でも就職・転職で強力な武器になる点です。特別高圧で受電する自家用電気工作物を扱える資格者は、全国的に不足しているのが現状です。

そのため電験二種は、ビル管理や工場保全、エネルギー関連企業など多くの業界で即戦力として期待されます。

実務経験が浅くても資格を持っているだけで、採用側は「将来の主任技術者候補」として評価しやすく、待遇面でもスタートラインが上がりやすいのが特徴です。

試験の難易度が高く希少性がある

電験二種は試験自体の難易度が高く、合格者は「希少性がある」と言っても過言ではありません。一次試験・二次試験ともに高度な理論と実務知識が求められ、合格率は毎年一桁台に留まります。

この厳しさゆえに取得者は限られ、企業からは「即戦力として育成しやすい人材」として高く評価されます。

希少価値がそのまま市場価値につながるため、キャリアアップや待遇改善のチャンスが大きく広がる資格です。

人材不足が予測されていて引く手あまたになる

電験二種が将来ますます価値を高めると言われるのは、電気主任技術者の人材不足が深刻化すると予測されているためです。

インフラ設備の老朽化や再エネ導入の拡大により、高圧・特別高圧設備を扱える技術者の需要は増えています。その一方でベテラン層の退職が続き、供給が追いついていません。

特に電験二種取得者は大規模設備を任せられるため、企業からの求人が途切れにくく、転職市場でも優遇されやすい存在になります。

今後も電力設備の維持管理は必ず必要となるため、資格者は長期的に引く手あまたの状態が続くと言って良いでしょう。

人生が変わる?電験二種と電験三種の違い

電気主任技術者の違い

こちらでは「人生が変わる」というテーマのもと、電験二種と電験三種で、どれくらいの違いがあるのかについて、仕事内容と年収で比較していきます。

仕事内容

電験二種と三種の大きな違いは、監督できる電気工作物の範囲が大きく変わる点にあります。

電験三種は、主にビルや中小規模施設の高圧受電設備を担当します。それに対して電験二種は、特別高圧を含む大規模工場、プラント、変電所など、より高度で広範囲な設備を扱えます。

電気工作物の具体例としては、特別高圧の受変電設備、大型発電設備、広域の配電システムなどが挙げられ、二種取得者はこれらの保安監督や運転管理を任されます。

扱える設備が拡大することで、担当する業務の規模や責任も大きくなり、キャリアの選択肢も大幅に広がります。

実例を紹介!電験二種の役割

実例を紹介!電験二種の役割

こちらでは、電験二種の役割や資格取得までの道のりについて、荒田浩一さんの例を元に紹介します。荒田浩一さんは、難関資格である「電験二種」を所持する電気主任技術者です。

関東電気保安協会一般家庭の調査業務、自家用電気事業者の保安業務の補助者を経て、2016年度から自家用電気工作物を所有するお客さまの委託による保安業務を実施する電気主任技術者をしています。

現場責任者として、最も求められることは「安全第一」の徹底です。荒田さんは、現場を最も知る責任者として、危険箇所を把握し、作業員への声掛けなどの安全管理を徹底することを心掛けています。

また、大人数を指揮する際は、班長を通じた意思疎通や詳細な手順書の作成、さらに個々の能力や性格を見極めた適材適所の人員配置が欠かせません。

リーダーには、限られた時間内で作業を完了させるために「全体を見渡す能力」が重要であると語っています。

資格取得については、大学時代に電験三種を一発合格した経験から二種も容易だと考えましたが、実際には甘くなく、合格までに4年を費やしました。

試験勉強のし過ぎで、気分が悪くなるほど猛勉強したエピソードもあります。こうした苦労を経て取得した資格は、周囲からの信頼にも繋がっています。

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控えめに言って凄い資格! 「電験二種」所持の技術者が語るチームワークと誠実に働くことの大切さ

仕事はみんなで協力し合ってできるもの。ということで、今回のテーマは“チーム”です。関東電気保安協会の荒田浩一さんは、数10人の現場をまとめるリーダーを務め…

「難しすぎる」と言われる電験二種の合格率は?

電験二種の合格率は5〜8%ほどになり、極めて難関な資格と言えます。令和における、電験二種の合格者数と合格率は、次の表を参考にしてください。

年度受験申込者合格者数合格率
令和元年9,581人574人約6.0%
令和2年9,226人701人約7.6%
令和3年8,933人413人約4.6%
令和4年8,661人698人約8.1%
令和5年8,976人474人約5.3%
令和6年9,815人553人約5.6%
令和7年10,143人611人約6.0%

※受験申込者は、一次試験申込者と一次試験免除者を合計した数字です。
出典:第二種電気主任技術者試験の試験結果と推移|一般社団法人 電気技術者試験センター

電験二種の勉強時間はどれくらい?

電験二種の勉強時間はどれくらい?

電験二種の勉強時間は、経験者か未経験者かにもよりますが、600〜1,000時間ほどが目安です。1年で合格を目指す場合は、年間で800〜1,000時間程度の学習が必要と言えます。

前述で紹介した荒田浩一さんは、4年の月日をかけて電験二種に合格しました。実際には、1年で合格を目指すよりも、2〜3年ほどの時間をかけるのが現実的でしょう。

まとめ

電験二種は、長い勉強時間を積み重ねて合格を勝ち取ることで、電気の専門家としての技術力と信頼性を強く示せる資格です。

電気主任技術者として扱える業務の幅が広がり、未経験からでも転職やキャリアアップの可能性が大きく開けます。

努力がそのまま市場価値につながるため、多くの人が「人生が変わった」と実感するのも自然な流れと言えるでしょう。

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