電気業界の仕事とは?
北海道の送配電はプロフェッショナルが守っている―SO&HIGH PROJECTとは

「北海道のインフラを守り続ける」。強い使命感を持ち、真剣な眼差しと確実なスキルで電気を届けている送配電工の工事従事者たち。普段はなかなか目にすることができない、縁の下の力持ちである彼らに光を充てるプロジェクトが立ち上がりました。それが「SO&HIGH PROJECT」です。
電気はプロフェッショナルの手によって安全に届けられている
家に帰ったら、スイッチを押して照明に灯りをつける。スマートフォンの充電をする。電子レンジでお茶を温める。…これらは何気ない日常の行動の一部です。部屋の中も街の中も、見渡してみると、現代における私たちの生活は電気によって支えられていると言っても過言ではありません。
電気は発電所から一次変電所、配電用変電所と、電圧を少しずつ下げながら送られ、柱上変圧器を経由して私たちが使えるようになっています。学校や病院など施設や各家庭で安心・安全に電気が使用できるのは、送電工と配電工のプロフェッショナルの手で電気が届けられているからなんです。しかし、電気は見えないもの。電気を扱う仕事についても、日常ではなかなか目にする機会がないかも知れません。そこで2025年春、新たなプロジェクトが始動しました。
★「SO&HIGH PROJECT」の魅力はこの動画でチェック!
「SO&HIGH PROJECT」は、将来のライフラインを守る送配電工の仕事や魅力を発信し、より良い労働環境構築、送配電工事の活躍を後押しすることを目的に、北海道電力ネットワーク株式会社や道内の電気工事各社が手を組み、立ち上げた壮大なプロジェクト。北海道にあかりを灯し続けるために。今日も彼らは情熱を持って電気の仕事と向き合っています。
北海道の今と未来を担う、送電工と配電工のお仕事
83,454㎢という、日本で最も広大な敷地面積の北海道ですが、電力系統規模は360万kw程度と、他地域と比べて小さいという特徴を持っています。北海道の電力の安定供給をより、確実にするために、「新北本連系プロジェクト」という大規模な計画が実行され、2019年3月より運転が開始、北海道・本州間電力連系設備(北本連系設備)のみの容量60万kWから90万kWに増加されました。
現在も電力供給の更なる安定化と、再生可能エネルギー導入拡大によるCO2削減を目指す「新々北本連系プロジェクト」に挑んでいます。
北海道新幹線のトンネル工事、千歳市内の最先端半導体工場の建設など、北海道の未来をつくる大規模工事が進められている中で、電気が使えるように作業を行っているのが配電工たち。工事現場に新たな電柱を設置し、電線を張り、電気が通る道を作っているのです。
北海道内では、太陽光発電所などの再生可能エネルギー関連設備への配電線接続工事も増えています。新たな発電所や設備ができると、電気を流す環境にもいくつもの変化が起こりますが、その変化に対応した設備への更新工事も、配電工が担っているのです。
「送電工、配電工の仕事やSO&HIGH PROJECTについて知りたい!」という方は、こちらよりパンフレットをダウンロードください!