①寝る3時間前に食事をする。
食べることで、ヒトの体温は上がります。私たちの身体は体温が高ければ活動的になり、低ければ休息するという仕組みになっています。そのため、寝る前に食事を取ってしまうことで、寝なくてはいけない時間なのに身体の体温が下がらず、寝つけなかったり、浅い眠りになったりしてしまうのです。
ですから、なるべく眠りに入る3時間前には食事をすませるようにしましょう。
②1時間前に入浴したり、リラックスできる音楽を聴く。
身体を温めて体温を上げるために、シャワーよりも湯船に浸かりましょう。熱すぎるお湯だとかえって身体が温まり過ぎてしまうので、40度くらいのお湯に10~20分浸かる程度がおすすめです。
湯船に浸かることができない場合は、温度が高めのシャワーを足首にあてることで、体温を上げることができます。足首の血液が温められることによって、その血が体内を巡り、全身を温める効果があるからです。

③寝る30分前にスマホ、パソコンから離れる。
お風呂から出ると、ついついTVやパソコン、スマホなどを見てしまいがちですよね。しかし、電子機器は交感神経を刺激し、眠気を覚ましてしまう効果があるため、眠りに入る30分前にはなるべく避けましょう。

④寝る直前にストレッチ、腹式呼吸をする。
眠る前にストレッチや腹式呼吸をしましょう。ストレッチは副交感神経を刺激し、リラックスした状態へ導いてくれます。手首、足首をストレッチすることで、血の巡りが良くなり、一時的に体温がぐっと上がりますよ。
夜中に目覚めてしまったときは…

睡眠のリズムが整っている人でも、「夜中に目覚めてしまってもう眠れない」……なんてこともあります。
そんなときは、身体を温め直してみてください。体温の上昇と下降によって眠気を起こすのです。
シャワーを浴びて身体の外から体温を上げたり、温かい飲み物を飲んで身体の中から温めるのも効果的です。一時的に身体の温度を上げることによって、再度入眠しやすくなります。飲み物は、コーヒーやお茶などカフェインが入っているものは避け、ホットミルクやホットレモンなどにすると良いでしょう。
元記事「眠れないのは理由がある。心地よい眠りのために実践すべき4つのこと」は2022年2月6日にBUSINESS LIFEに掲載されたものです。

眠れないのは理由がある。心地よい眠りのために実践すべき4つのこと | ビジネスライフ(BUSINESS LIFE)
https://business-life.jp/sleep/546快眠のために生活習慣の見直しを 良質な睡眠を得られるか否かは、寝る直前の時間の過ごし方だけで決まるのではありません。生活のリズム全体と睡眠とは深い関係で結ばれており、きちんと身体を休ませる生活習慣を打ち立てることではじめて、上質な睡眠をとることができます。 では、深い眠りを得るために気を付けるべきポイントをざっと確認しておきましょう。 <快眠のために実践すべき4つのポイント> ◦寝る3時間前に食事