思春期ならでは。10代の人間関係
あなたは、他人と比べて、「自分ってダメだなあ」と思ったことはありませんか。これは決して、あなただけが感じていることではありません。思春期に、自己効力感の低下がみられることは様々な研究で明らかになっていることで、「自己効力感」とは、自分になら○○する力がある!といった自分への自信のようなもの。思春期における自己効力感には、人間関係が大きく影響しているといわれています。

たとえば、
友人に嫌われないための過剰な気遣いをしていると、だんだん自分が小さい存在に感じる
勉強やスポーツができる人、リーダーシップや才能のある人を見ると、比較して落ち込む
友人の会話の輪にうまく入れず、疎外感を感じる
上記のようなできごとが、自己効力感を低下させる要因となり、人間関係を築くことに消極的になったり、ネガティブな印象を持ったりするのです。思春期は、自己効力感が低下し、誰もが人間関係に悩むリスクを秘めています。
自己効力感を上げるには?
自己効力感を上げる際に重要なのは、次の4つ。
①成功体験
②代理的成功体験
③他者説得や応援
④情動的喚起の情報
自己効力感は、自分に自信を持ち、様々なことにチャレンジしようとする活力になるなど、生活の質を上げるのにとても重要です。上記に加え、「今はそういう時期」と割り切り、自分を認めてあげることも大切です。自分だけじゃない、と思えると少し気が楽になりますよ。
10代は学校がおもな活動の場所

中学生以上になると、家族と過ごす時間よりも、学校で過ごす時間の方が長くなります。
学校という場での集団生活が主のため、人間関係で嫌なことがあると、全てが嫌だなあと感じることも。
もし、学校という場が苦痛であれば、塾や習い事など、別のコミュニティをつくることも1つの手です。学校とは違うコミュニティを持つことで、息抜きにもなりますし、学校生活が全てではないということに気付けるはずです。
まとめ
人間関係の悩みは、自分への自信にもつながる「自己効力感」を左右します。たしかに、多くの時間を過ごす学校生活は生活主体ですが、それがすべてではありません。
今しかない自分の時間を楽しんで過ごせるよう、自分を認めてあげながら、居心地の良いコミュニティで息抜きをすることも忘れないようにしましょう。
プロフィール
みなみ なみ
現役看護師WEBライター。
看護師として働きながら、ライター活動を行う一児の母。皮膚科勤務経験が長く、医療関連記事だけでなく美容記事も得意。
趣味は、グルメ・旅行・英会話。こどもに邪魔をされながら、日々執筆中!
現役看護師WEBライター。
看護師として働きながら、ライター活動を行う一児の母。皮膚科勤務経験が長く、医療関連記事だけでなく美容記事も得意。
趣味は、グルメ・旅行・英会話。こどもに邪魔をされながら、日々執筆中!