同じものでも食べ方で体は変化する
食べ方の違いで体への吸収のされ方、体への負担が変わることを知っていますか。同じものを食べるなら、健康的で体に良い食べ方の方がいいですよね。
健康に良い食べ方・良くない食べ方に分けて、体に与える影響と一緒に説明します。

健康に良い食べ方
体のためにはぜひ意識してほしい健康的な食べ方は、次の2つ。
・胃や腸などの消化管に負担をかけない
・血糖値の上昇がゆるやか
具体的な方法は下記より解説します。
■よく噛んで食べる
食べるときには、1口30回噛むことが理想とされていますが、実際は、10回前後で飲み込んでしまう人がほとんど。30回噛むことで、食べ物が細かくなり胃への負担を減らしたり、時間をかけて飲み込むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防いだりしてくれる効果があります。続けることで習慣化していきましょう。
■食べる順番を意識する

ダイエットに関する情報で、「サラダを先に食べるといい」というのを耳にしたことはありませんか?これも健康的な食べ方の一つです。サラダだけでなく、汁物や小鉢を先に食べるもおすすめです。ご飯やおかずなどの比較的カロリーの高いものを後に食べることで、血糖値の上昇がゆるやかにしたり、先にヘルシーなもので満腹中枢を刺激し、後のメイン料理の食べすぎを防いだりする効果があります。
ちなみに、血糖値が急上昇すると糖が脂肪に代わりやすい状態になるため「血糖値の上昇がゆるやか」なのはとても大事なことです。
健康に良くない食べ方
すぐに見直してほしい不健康な食べ方は、次の通りです。糖尿病や逆流性食道炎などの病気を引き起こす可能性もありますので、食事中に当てはまるものがないか、確認してみてください。
・急激な血糖値の上昇
・胃や腸などの消化管への負担が大きい
■早食い・ながら食い
ついついやりがちなこの食べ方。忙しくてかきこむように食べたり、テレビやスマホを見ながらだらだら食べたり。満腹中枢が刺激されるのには、時間がかかりますし、食に意識向いていないまま食事をすると、咀嚼数が減る・だらだらと食べ続けるなどの悪影響がでます。
その結果、満腹中枢が刺激される前で、食べ過ぎてしまったり、急激に血糖値が上がってしまったり、咀嚼が不十分で、胃での消化に負担がかかったりしてしまうのです。おいしいものに意識を向けて、ゆっくりと堪能しましょう。

■寝る直前まで食べる
夜中に食べるお菓子やジャンクフードは、罪悪感はありますが美味しくてやめにくいもの。
たまになら問題ありませんが、毎日のように食べている人は注意しましょう。寝る直前まで食べていると、エネルギーが消費されず、体に蓄えられてしまったり、胃液が逆流し食道に負担がかかったりしてしまいます。
寝る前3時間は何も食べないことが理想的と言われていますので、たまの楽しみ程度にとどめておきましょう。
まとめ
同じ食事でも食べ方ひとつで、体への影響は変わります。
・よく噛んで食べる
・サラダや小鉢、汁物を先に食べる
・食事に意識を向けてゆっくり食べる
・食事は寝る3時間前までに済ませる
ここで紹介した食べ方は、どれもすぐに試すことができます。食べ方を意識して食欲の秋を満喫してください。
プロフィール
みなみ なみ
現役看護師WEBライター。
看護師として働きながら、ライター活動を行う一児の母。皮膚科勤務経験が長く、医療関連記事だけでなく美容記事も得意。
趣味は、グルメ・旅行・英会話。こどもに邪魔をされながら、日々執筆中!
現役看護師WEBライター。
看護師として働きながら、ライター活動を行う一児の母。皮膚科勤務経験が長く、医療関連記事だけでなく美容記事も得意。
趣味は、グルメ・旅行・英会話。こどもに邪魔をされながら、日々執筆中!