情報過密な現代社会を生きにくのに不可欠な断捨離
世の中に出回っている情報量はインターネットやSNSの普及に伴い天文学的なスピードで増えています。英国の新聞は、近年の情報量は1年6ヶ月毎に倍になっていると指摘しています。このような情報過多の世界は私たちに何が必要なのかと言う事を分からなくさせる傾向があります。それは、常に「必要な情報が足りない」と感じさせることです。

断捨離で、目的、ビジョン、戦術を明確にしよう
断捨離とは元来ヨガの行法の一つで、「執着から離れる」と言う概念が基本となっています。これは、「ない」と言う観念から離れる行為を指します。仕事や生活の中でも「〜がない」と言う観念はいつもつきまといます。知識が足りない、情報が足りない、人材が足りないと、それを獲得する事に時間を費やし、現状で仕事を完成させる事を怠ってしまうのです。
「事をなすには全てのものが揃っている必要がある」と言う観念を忘れ、仕事の目的(存在意義)、重要度(価値観)、目指すべきゴール(ビジョン)、どのようにやるのか(戦術)をしっかり見つめましょう。必要最低限のリソースがはっきりするはずです。

掘り下げて、理解する。読書の断捨離習慣
仕事に関係のあるビジネス書や専門書を読む事や、自己啓発本や生き方に関する読書は知識を深め、見識を広げる大変良い習慣です。読書の断捨離とは、特に自分の好きな分野に磨きをかける目的を持って本を選び、集中してそれらを読む事です。自分の好きな分野に焦点を絞り、役に立つと思った本を繰り返して読んでみましょう。同じ本を繰り返して読む事で、1度目では理解できなかった筆者が本当に伝えたかった事が理解できます。

読書の断捨離、「繰り返し読む」の実践法
まず、自分の好きな分野、集中できる、喜びを感じると思える分野の中で、役に立つと思える本を選びましょう。
Step1:本を読み終えたら、最後のページに読了した日付を書き込みます。
Step 2:その本が自分にとって、何回読む価値があるかを見極めます。
Step 3:記入した日付の横に、①を書き、自分の決めた読む回数に応じてその下に②、③と縦に数字を記入します。
Step 4:2回以上読む本は、2回目に読む予定を決め、タイトルが見えるようにデスクか本棚に置いておく。
Step 5:2回読み終えたら、②の横に読了した日付を入れ、三回目以降もこれを繰り返す。
本は一度読んだだけでは、実は内容の半分も理解できていないと言われています。また、理解していると思える内容も、人生のステージや、その分野の習熟度が違えば、全然違う印象を受け、本質に迫った捉え方が可能となる場合もあります。

日常生活にパターンを取り入れ、精神的リソースをチャージしよう
私生活の些細な決定に余計な意思の力を使ってしまい、重大な決断で疲弊しないためにも、意思決定の断捨離は重要な習慣の一つと言えます。そのほか、仕事以外の意思決定要素を減らす方法として、次のような方法があります。
・着るもののパターンを決める
・朝ごはんのパターンを曜日別に決める
・朝、SNSやプライベートメールのチェックをしない
・メールの返信時間を決める
・片付けに時間をとられないよう整理整頓を常に行う
とくに朝の習慣は1日のリソースをチャージしておく為に重要です。ぜひ実践してみてくださいね。
元記事「読書や意思決定にも応用できる!断捨離習慣を身につけよう!!」は2017年3月4日にBUSINESS LIFEに掲載されたものです。

読書や意思決定にも応用できる!断捨離習慣を身につけよう!! | ビジネスライフ(BUSINESS LIFE)
https://business-life.jp/mental/4548「自分を変える習慣力」(著:三浦将)より 数ある仕事の習慣の中でも、断捨離はとても重要なものです。自分自身の気持ちにもスペースを作る、隙間を作ることができ、ご自身の中から湧き上がるモチベーションに気づくことができるからです。 情報過密な現代社会を生きにくのに不可欠な断捨離! さて、世の中に出回っている情報量はインターネットやSNSの普及に伴い天文学的なスピードで増えています。英国の新聞は、近年の情