動作が重くなる原因とは
iPhoneの動作が重くなる原因は、次のようにいくつかあります。
①端末の劣化
どれだけ大事に使用していても、バッテリーや部品が消耗します。すると端末にあらゆる負荷がかかるため動作が重くなります。
②メモリの不足
メモリとは、端末を動作させるための作業テーブルのような場所です。ウェブ閲覧やアプリの使用で作業テーブルが段々と散らかってしまい、作業効率が低下し重くなります。

③ストレージ容量の不足
ストレージとは、写真やアプリの保管場所です。保管データが増え、ストレージ容量の空きが少なくなると端末に負荷がかかり動作が重くなります。
④OSの不具合
OSとはオペレーションシステムの略でiPhoneでは、iOSと言われています。OSは端末とソフトの仲介、つまり我々の行う操作・指示を一挙にコントロールでき、このOSに何らかの不具合が生じると指示の実行が遅れ、結果的に動作が重くなります。
⑤端末が熱くなっている

夏場の炎天下でスマホを使用したり、FPSや原神などの高負荷が掛かるゲームをプレイしたりしていると端末が熱くなります。端末が熱くなると、保護機能により端末の性能を落とすため動作が重くなります。保護機能とは故障を未然に防ぐための機能です。保護機能が無いと端末は発火するまで無理に動作をしてしまいます。
動作を軽くする方法
次に、上記であげた原因についてそれぞれの対処法をご紹介しましょう。
①端末の劣化に関しては、修理に出すか買い替えましょう。
②メモリが不足している場合は「メモリ解放」をすると動作が改善されます。
③ストレージの容量に関しては、端末内の写真や動画データを消去して空きを作るのが良いでしょう。また端末ではなくiCloudやGoogleフォトなどのクラウドに保存すればストレージの節約とデータのバックアップにもなります。
④OSの不具合は予期できず、改善もApple社がiosアップデートを配信しないと我々は何もできません。出来ることと言えばApple公式サイトからのフィードバックでご意見・ご報告を送るのみとなります。
⑤端末が熱くなった場合は冷やす必要がありますが、冷蔵庫に入れると端末内部で結露し故障の原因となります。扇風機やうちわで扇ぐ程度とし、なるべく自然に冷ましましょう。
メモリ解放の手順
メモリ解放の手順は一般的に知られていないものであるため、画像と合わせてご紹介します。
【メモリ解放】
手順①iPhoneの電源ボタンを長押し。
手順②スライドで電源オフが出たらホームボタンを約5秒長押し。

ちなみにホームボタンが無いiPhoneでは「設定」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」をオンに設定で画面内のホームボタンを使用します。そして動作が極端に重く、画面が固まってしまうような場合は「リセット」を行う必要があります。
【リセット】
手順①音量を上げるボタンを一度押す
手順②音量を下げるボタンを一度押す
手順③電源ボタンを画面が暗くなるまで長押し
手順④画面が暗くなったら電源ボタンを離す


リンゴマークが出ればリセット成功です。
まとめ
iPhoneの動作が重くなるのは端末に負荷が掛かっている証拠であり、iPhoneからの不調のメッセージです。そのような状態で無理にゲームを続けたり、高画質の動画撮影を続けたりすると故障の原因となります。端末に負荷が掛かるとバッテリーの劣化も加速し、バッテリーを消耗が激しくなりますし、さらに充電しながらの使用となればさらに負荷が掛かるでしょう。
iPhoneはiosやセキュリティーアップデートに関して5年間の保障を目安にしています。iPhoneは高価な品です。今回ご紹介した対処方法を参考に5年間大事に使用しましょう。
プロフィール

志津 良
ガジェットブロガー。
GoogleやApple製品などガジェット関連の情報を「二番煎じのガジェットブログ」にて発信。また、ガジェットを切り口にSNSや音楽などを幅広く扱ったWebメディア「weblog」も運営中。
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また、ガジェットを切り口にSNSや音楽などを幅広く扱ったWebメディア「weblog」も運営中。https://lit.link/weblog